転職に必要な書類

【サンプルあり】ビズリーチに登録する職務経歴書の書き方【再現性を重視】

転職活動をする際にビズリーチを利用しようと考えている人は多いと思います。
ビズリーチを有効に使うためにも、必要なことがあります。

それが「職務経歴書」を登録することです。

あまり中身のない職務経歴書を登録しても、意味がありません。
逆に、しっかりと作りこまれた職務経歴書を登録しておくと、非常に有効にビズリーチを使うことができます。
質の高い内容で登録しておくと、プラチナスカウトをもらいやすくなるのです。

私は、週に1度はプラチナスカウトが届いている状態(多いときは1日に複数届くことも…)ですので、どのような内容を書けば良いのか解説していきます。

プラチナスカウトをもらいやすい職務経歴書の書き方は、次のポイントを参考にしてみてください。
(ビズリーチだけではなく、実際に企業に提出するときにも使えますよ!)

高品質の職務経歴書とは?
  • 自分の業務内容が明確になっている
  • 自分の実績を定量的に表現している
  • 自分のスキルと実績が紐づいている
  • 実績の再現性を担保できる

それでは詳しく解説していきます。

自分が担当した業務の内容が明確になっているか

職務経歴書は自己満ではなく、必ず読者を意識する必要があります。
この場合の読者は、ヘッドハンターや企業の採用担当者です。
職務経歴書が少しでも、彼らの目に留まった際に、読んで理解してもらえる必要があります。

そのためにも自分が何をやってきた人なのかを明確に記述しておきましょう。

では、「明確に」とはどのような状態になっていることなのでしょうか。

5W1Hを意識して書くと具体的で分かりやすくなる!

自分の担当業務を記載する際に、意識すると良いのが5W1Hです。
必ずしも、5W1Hのすべてを記載する必要はありませんが、意識すると具体的かつ、明確に書けるということです。

例を挙げてみます。

  • 私は製造業界の会社で営業を担当していました。

確かに自身の業務内容を記載していますが、内容があまり具体的でなく、何をやってきたのかがイメージしにくいですよね。
これは、5W1Hでいうと、Where(どこで)しか要素して取り込めていません。

もう一つ例を挙げてみましょう。

  • 私は、自動車ベアリング製造業で日本一の売上を誇る企業に入社し、入社後5年間、日本の大手自動車メーカー1社専属の営業担当として、顧客の販売戦略に沿った製品を、エンジニアリング部門と協力しながら、独自の提案をしています。

こちらはいかがでしょうか。
かなり具体的に業務内容が見えてきました。
上記の例文ですと、Where(どこで)、Who(誰が)、What(何を)、When(いつ)、How(どのように)まで含まれています。

1文あたりに含まれる情報量が少し多い気がしますが、最初の例文と比べると、これを書いた人の業務内容が具体的で、何をやってきた人なのかをイメージしやすくなることは理解できると思います。

このように自身のやってきたことを、具体的に明確に記載することにより、ヘッドハンターや企業の採用担当者に読んでもらった際に、記憶にとどまりやすくなります。

自分が面接の候補者を探す立場になったことを想像してみてください。
書類に書かれている内容が不明確な人よりも、読んでイメージがわきやすい人に連絡を取ってみたくなりませんか?

自分の業務内容は、明確に記載しましょう。

自分があげた実績は定量的に表現しているか

職務経歴書には、自分の業務内容だけではなく、その業務の中で自分が達成した実績を書いておくことが望ましいです。
これは後で記載する「再現性」に関する部分で詳しく解説しますが、職務経歴書では実績よりも再現性の方が重要です。

実績はあくまで結果であり、過去の話です。

企業の採用担当者は、自分の企業で、この人を採用した後に「同じような実績を上げてくれるか=再現性」を見ています。

実績を書くのは、再現性をイメージさせるための材料であると認識してください。

実績は、自分の現在の職種によって、書くべき内容が異なります。
営業職の人は、営業目標に対する達成率(パーセント)や、新規顧客獲得数などになります。
プロジェクトマネージャーの人は、プロジェクトの内容、期間、人数、成果物などになります。

実績はあくまで個人ごとに異なりますので、ご自身のこれまでの業務を棚卸した際に考えてみてください。

私の営業職時代の職務経歴書を一部抜粋してサンプルとして載せておきます。
参考にしてみてください。
(年収1,400万円のオファーをもらった職務経歴書です。)

国内最大手某〇〇〇〇に対するアカウント営業担当。
年間の受注目標を4年連続で達成。

[3年目 2015/4 ~ 2016/3]
受注目標 : 5憶 , 受注額 : 5憶2000万円(達成率104%)

[4年目2016/4 ~ 2017/3]
受注目標 : 5憶 , 受注額 : 6憶円(達成率120%)

● 物流倉庫用ネットワーク構築(2015年10月~2017年3月)
○ 物流倉庫向けLAN設計、構築、WAN回線の受注(総額1憶円)
– 新規の顧客窓口を開拓し、信頼関係を構築、既存ベンダーの不満を確認。
– RFPの内容を顧客と協働で再検討、 要求事項の再定義を実施し、競合を排除。

私の場合は、営業職だったこともあるので、売上目標と目標に対する達成率を定量的に表現しています。
そうすることで採用する側は、担当していた顧客の事業規模や、目標に対するコミットメント度合いを測ることができます。

「1億円を売り上げました!」と書いてあっても、売上目標が10億円だった場合、目標に対して10%しか行動できていない人物ということになり、採用されることはないでしょう。

定量的に表現する場合も、単に数字を入れるだけではなく、数字が意味を持つような表現を心掛けることが大切です。

実績とスキルを紐づけることで信頼性が増す

実績というのは、あくまで結果です。
何かしらのインプットがあった場合のアウトプットが実績(=結果)です。

結果だけを見ても、何が原因でその結果が出てきたのかが気になりますよね。

実績(=結果)を上げるに至った原因(=要素)が自身の「スキル」になります。

私の場合は、自身のスキル(強み)を以下のように記載しています。(一部抜粋)

  • コミュニケーション能力
  • 信頼関係構築
  • 要件ヒアリング

実績とスキルの紐づきを確認していきましょう。

[実績①] 新規の顧客窓口を開拓し、信頼関係を構築、既存ベンダーの不満を確認。
→ コミュニケーション能力により、新規に顧客の開拓することができた。
→ 信頼関係構築により、他社には出ない既存状態の不満に関する情報を収集することができた。

[実績②] RFPの内容を顧客と協働で再検討、 要求事項の再定義を実施し、競合を排除。
→ 要件ヒアリングによる、真に顧客が求める要件を再定義し、最終的には要件を書き換えることに成功した。

上記のように、実績とスキルが紐づく関係になっていると、読んでいる側の信頼性が増します。
(あとは、面接で詳細を確認すれば本当か嘘かは確認できますので。)

読んでみて「会ってみたい!」「高い年収でオファーがもらえそう!」となれば、プラチナスカウトが届きます。

転職した後に同じような実績をあげることができるか【再現性】

職務経歴書で最も重要なのが「再現性」です。

何のことか意味が分からないと思いますので、もう少し解説します。

この記事の最初でも書きましたが、「実績」は過去の結果です。

いくら過去の結果がすごくても、採用担当者が見ているのは、「この人はうちの会社に来ても活躍できるか?」という点です。

つまり、転職先の会社で同じような実績をあげることができるか(=再現性があるか」)の方が、はるかに重要なわけです。

実はこの「再現性」の部分は、理解していない人が非常に多い印象です。
職務経歴書や面接で、自分の過去の結果ばかりをアピールする人ですね。

「3年連続で売上目標を120%達成しています!」
「社内でMVPを獲得しました!」
「この案件で社長賞で表彰されました!」

こういったアピールばかりをしている人、重要だと思っている人は、注意が必要です。

採用担当者からすると、今の会社でどれだけ表彰されていようが、どうでもいいわけですね。
もちろんそういった実績を参考にはしますが、別に過去の話ですので、やっぱりどうでもいいわけです。

過去の実績よりも、入社してから同じような実績をあげることができる人物であるかをイメージさせるような職務経歴書や面接でのアピールが重要です。

今回は職務経歴書に関しての記事なので、職務経歴書の中でどのように再現性を表現していくかを解説してきます。

再現性を表現するためには「プロセス」を書こう!

上述したスキルと実績の紐づけにも、少し関係しますが、自身が持っているスキルを活かして、実績をあげるために至った「プロセス」を職務経歴書に表現することで、再現性をアピールすることができます。

私の職務経歴書でいうと、以下の太字部分です。

● 物流倉庫用ネットワーク構築(2015年10月~2017年3月)
○ 物流倉庫向けLAN設計、構築、WAN回線の受注(総額1憶円)
  - 新規の顧客窓口を開拓し、信頼関係を構築、既存ベンダーの不満を確認。
  - RFPの内容を顧客と協働で再検討、 要求事項の再定義を実施し、競合を排除。

プロセスを少し書いておくだけで、採用担当者は、自分の会社に候補者を入社させた場合の動きをイメージしやすくなるんですね。

質の高い職務経歴書をビズリーチに登録する

ビズリーチでプラチナスカウトをもらうためのポイントとして、質の高い職務経歴書を登録しておくことについて解説してきました。

ここで質の高い職務経歴書とは、どんなものであったかおさらいしておきます。

高品質の職務経歴書とは?
  • 自分の業務内容が明確になっている
  • 自分の実績を定量的に表現している
  • 自分のスキルと実績が紐づいている
  • 実績の再現性を担保できる

ビズリーチでプラチナスカウトをもらうためとして開設していますが、これは一般的に企業ウケする職務経歴書の書き方と同じです。

企業にウケる書き方をしていれば、ヘッドハンターにもウケて、一石二鳥です。

効率的かつ効果的に転職活動を進められるといいですね。

あなたの転職活動がうまくいくことを願っています。

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