転職を検討し始めた際に、多くの人が目にするサービスがビズリーチです。
テレビCMもやっているので、ご存じの方も多いと思います。
私自身もこのビズリーチを使って転職活動をしています。
転職活動におけるビズリーチの位置づけは、転職活動のスタートにとても有効に働くサービスです。
ビズリーチは基本的には無料で使えるサービスなのですが、プレミアムプラン(有料プラン)にアップグレードを薦められます。
しかし、これには応じる必要はなく、無料プランのままで十分有利に転職活動を進めることができます。
- プラチナスカウトのみ返信する
- 職務経歴書を作りこむ
- 反応が良いヘッドハンターのみを選別する
それでは詳細を説明していきます。
返信するのはプラチナスカウトだけでOK
ビズリーチに登録すると、多くのメッセージが届きます。
届くメッセージには、大きく2つあります。
- 通常のスカウトメッセージ
- プラチナスカウト
[スカウト]と書かれているのが、通常のスカウトメッセージで、プラチナと書かれているのがプラチナスカウトです。
無料プランのままだと、ご覧の通り、通常のスカウトメッセージが閲覧できません。
(有料プランに変更すると、スカウトメッセージも閲覧可能になります。)
しかし、何の問題もありません。
ビズリーチで目を通すべきメッセージはプラチナスカウトだけでOKです。
さらに、プラチナスカウトは無料プランでも閲覧でき、返信も可能で、ヘッドハンターと連絡を取り合うことができます。
「プラチナスカウト」とは何ですか?
お客様の経歴やスキルなどを見て、求める経験やスキルを備えていそうだと判断し、あなたに高い関心を持ったヘッドハンターや企業から届く「特別なスカウト」です。面談もしくは面接が確約されています。
引用 : ビズリーチ公式サイト
上記の説明にもある通り、登録した人の情報(職務経歴書など)を確認し、求めている人材像もしくは、持っている求人にマッチしそうな人にだけ、企業やヘッドハンターが直接メッセージを送ることができる制度です。
通常のスカウトメッセージは、いわゆる家のポストに入っているチラシと同じです。
年代、性別、希望の職種あたりでフィルタリングして、複数人に一斉に送信されているものです。
基本的に家に入っているチラシは中身を見ずに、ごみ箱行きだと思いますが、通常のスカウトメッセージは同じような扱いで問題ないと思います。
私たちが目指すような高収入・好待遇のポジションは、ダイレクトメールのような方法では公開されずに、プラチナスカウトを使って、選ばれた人にしか送られません。
なので、スカウトメッセージは見ずに、プラチナスカウトだけを確認しておけば問題ありません。
職務経歴書(レジュメ)を作りこんで登録しておく
プラチナスカウトって本当に限られた人にしか来ないんじゃ…
確かに仰る通りで、上記で説明した通り、企業やヘッドハンターが選んだ人にしかプラチナスカウトは届きません。
では、どうしたらプラチナスカウトが届くようになるのでしょうか?
作りこんだ職務経歴書を登録しよう!
ビズリーチは自分の職務経歴書(レジュメ)を登録するフォームがあります。
そのフォームに登録された職務経歴書を見て、企業やヘッドハンターがプラチナスカウトを送る人を判断します。
つまり、質の高い職務経歴書を登録しておくことで、企業やヘッドハンターの目につきやすくなります。
私のところに届いたプラチナスカウトを見ても、しっかり職務経歴書が読まれているという印象を受けます。
私のところに届いたプラチナスカウトを一部引用します。
〇〇様のシステムリスク管理や情報セキュリティに関する知識と、これまでの〇〇××会社様でのご経験の幅広さに非常に魅力を感じております。
この度、〇〇様のご経験やご希望条件を拝見し、医療機器のセキュア開発設計プロセスの構築経験や、グローバル基幹ネットワークの構築・運用経験に大変興味を持ちまして、弊社であれば、ご希望にあった求人を複数ご紹介できるかと思いご連絡させていただきました。
上記のように職務経歴書に記載してある内容や企業名をしっかり読み込んだ後に、連絡をして頂いているので、こちらとしても応対しやすいですよね。
少なくとも職務経歴書には以下の3つの内容が書かれていることが望ましいです。
- 会社名と役職
- 業務内容と自分の実績(定量的に書かれていると尚良し)
- 実績をあげるために行った自分の行動
上記の3つが書かれていると、あなたの職務経歴書を読んだ企業やヘッドハンターは、あなたが何ができる人なのかイメージしやすくなります。
基本的に職務経歴書はフォーマットが決まっていないので、独自で作成する必要があります。
どのようなフォーマットにしても構いませんが、記載する要素として、上記の3つの点を含めると、企業やヘッドハンターに分かりやすい、伝わりやすい職務経歴書にすることができます。
ビズリーチに登録する際にも、職務経歴書の記入が求められます。
すでに職務経歴書を持っている人は、そのまま使えます。
まだ作成していない人は、自身の職務経歴の概要だけを一旦登録し、後から編集して作りこむことも可能です。
ビズリーチを利用する上で、プラチナスカウトをどれだけ多く受信できるかが、転職活動のスタートを有利に進めるポイントです。
そのためには作りこんだ職務経歴書を登録しておくことが非常に重要です。
ヘッドハンターを選別する
職務経歴書を登録すると、思ったよりもプラチナスカウトが届くと思います。
私のところにも週に1度はプラチナスカウトが届いています。
上記を見ていただければ “A” とラベルがついているヘッドハンターがいます。
これは、ビズリーチが独自に設けている「ヘッドハンタースコア」という指標です。
ビズリーチには、2,700名(2018年10月現在)の、独自の審査を通過した優秀なヘッドハンターが登録しています。ビズリーチでは実績などに応じて、「ヘッドハンタースコア」をつけています。
ビズリーチでは、登録しているヘッドハンターの評価を可視化した「ヘッドハンタースコア」を公表しています。 これは、成約数や求人数など、複数の指標からなる評価を5点満点で表し、SからDまでランク分けしたものです。
引用 : ビズリーチ公式サイト
届いたプラチナスカウトから送信したヘッドハンターのプロフィールを見ることも可能です。
そうすると、BランクやCランクのヘッドハンターもランク付けされていることがわかります。
一概にこのランクを鵜呑みにして良いわけではありませんが、返信をする上での一つの要素にはなります。
やはり、ヘッドハンターも人ですので、合う合わないなどの好みがあります。
ヘッドハンターのコミュニケーション方法も様々で、メールがメインの人もいれば、電話や面談を要望してくる人もいます。
そのあたりの複数の要素を鑑みて、転職活動のパートナーを選んでいく必要があります。
ちなみに私の直近の転職をサポートしてくれたヘッドハンターはビズリーチではBランクでした。
コミュニケーション方法はメールが基本で、電話は最後の年収交渉のときだけでした。
日本国外を拠点に活動をされている方で、一度も直接お会いすることもなく、転職活動をサポートしていただきました。
最終的にはオファー年収を1,400万円まで引き上げる交渉を勝ち取ってきてくれました。
最後は電話でお互いに喜びを分かち合いました。
このように、自分の転職活動の進め方やコミュニケーションスタイル、持っている求人情報の数などによって、自身に合ったヘッドハンターを見つけていく必要があります。
そのためにも複数のプラチナスカウトを受領し、さらにそこから自分に合った方を見つけていくことができると有利に転職活動を進めることができます。
最低限の準備をしてまずは登録しよう
ビズリーチを使いこなすためには有料プランにしなければならないと思っている人も多いと思いますが、実はそんなことはないということを説明してきました。
私自身は一度も課金したことありませんが、ビズリーチ経由で知り合ったヘッドハンターを介して、年収1,400万円のオファーを獲得しました。
ビズリーチを無料で使い倒すための重要なポイントをおさらいします。
- プラチナスカウトのみ返信する
- 職務経歴書を作りこむ
- 反応が良いヘッドハンターのみを選別する
これさえ守ってもらえれば、多くのプラチナスカウトから自分に合ったヘッドハンターを選ぶことができ、有利に転職活動を進めることができます。
そして何よりも重要なのが、これを実行することです。
その第一歩として、まずはビズリーチに登録し、職務経歴書を記入しましょう!
あなたの転職活動がうまくいくことを願っています。